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“4人に1人がお小遣い減った”月の生活費は約2.3万円アップ、「老後が心配」若い世代の貯蓄・投資額は急増【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

9日、物価上昇の波が私たちの生活にどれだけ影響を与えているのかという「わが家の台所事情アンケート」の結果を住友生命保険相互会社が発表しました。

■最新“台所事情” 家計への負担月2万円増

上村彩子キャスター:
物価上昇によって家計への影響があったと答えた方は89.7%。そして、1か月の家計負担は前の年に比べて2万2825円増えていて、年間としては27万3900円という数字が出ています。

みなさんが主に節約しているもの、最も多いのは▼食費48.7%。他にも、▼被服費26.3%、▼自分が好きなことに使う趣味のお金25.8%、▼電気代25.2%などありましたが、Nスタが注目したのは、▼自分へのお小遣い25%や、▼自分以外のお子さんなどへのお小遣い0.6%です。▼特に節約していないというのは19.8%でした。

自分へのお小遣いを節約しているのが25%ということは、4人に1人はお小遣いが減ったり、減らされたりしているということです。

■お小遣いいくら節約? 1か月のお小遣いの変化は…

では、一体いくらほどお小遣いが減ったのでしょうか。
50代男性は4万円から2万円にダウン。「在宅勤務が増えたため減額。その分は普段の食費に回す」ということです。

一方でキープしている方もいます。
50代男性は3万円をキープ。「去年と金額は変わらないけれど、へそくりを切り崩している」。
30代男性は2万円から3万円をキープし、「何とか凌いでいる状況。600円の弁当が唯一の贅沢です」とも言っています。

アンケートによると、削減前は1か月のお小遣いが平均3万7855円だったのですが、削減後は2万5340円と1万2515円減ったということで、この金額を見るといろんなことができるお金だなと感じますね。

ホラン千秋キャスター:
削減額が1万円超えというのは結構響くなという感じがありますよね。

スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
そうですよね。今、スーパーに行っても「あれ?なんか高くなったな」っていう感覚と、あと「いや、この先ってどうなるんだろう」っていう若干の不安があって、「少し抑えないと」と思ってしまう私たちの心情ってありますもんね。そうすると厳しくなる。

井上貴博キャスター:
あとは自己防衛でいうと、これだけ物価高が続いて円安が続くと、銀行預金を円でしておくのはやっぱりリスクが高いじゃないですか。「物価上昇率3%が20年続くと、円預金はほぼ半減します」って、ファイナンシャルプランナーに言われるとドキッとしますよね。

スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
ここ最近、円の価値に対してすごく調べたくなりますよね。

■投資額は急増「老後が心配」 家計負担額の増額分と年収アップして欲しい額はほぼ同じ

上村キャスター:
みなさん、資産形成についてたくさん考えているみたいです。1か月の貯蓄額と投資額がどの年代でも増えていました。特に20代は最も大きい増加額でした。
▼1か月の貯蓄額
20代 +8833円
30代 +8208円
40代 +6461円
50代 +2088円
60代 +2090円

▼1か月の投資額
20代 +9836円
30代 +8784円
40代 +7416円
50代 +5130円
60代 +6117円

では、資産形成に積極的な若者たちは実際どれぐらい投資しているのでしょうか?
20代男性会社員は積み立てNISAを月2万円やっていて、「年間1~2万円くらいは増えている」と。
20代の小売り業の女性は、「周りがやっているから本格的に始めてみようと思った」と、家族と一緒に株を購入しました。
20代の学生は「老後が心配なため、お金を貯めておきたい」と、積み立てNISAを月1万円やっているということでした。

そして見ていただきたいのは、年収が増える見込みがあると答えた方が41.1%いたのですが、「年収アップが必要?」という問いに対して、必要と答えた人が73.9%。では、実際どれぐらいアップしてほしいかというと月額2万1977円、年間26万3719円です。

この数字は、まさに1か月の増えている家計負担額と、大体一緒ぐらいの金額なんです。この数字からわかるのが、皆さんは多くを望んでいるわけではなくて、やはり負担が増えた分、切実に必要な分だとわかる数字かなと思います。

スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
実感ってことなんでしょうね。何となくこれぐらいもうちょっと欲しいっていう実感値なんでしょうね。

井上キャスター:
積み立てNISAなどのハードルが下がっているのは、とてもいいですよね。学生の頃から貯蓄して、円預金だけではなくて、分散化させていくっていうのはとてもいいなと思います。

スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
本当に若者には情報がたくさんあるけれども、それを取り入れる能力がある人はしっかり貯めて。能力にも使う、例えば自分の知識のために投資をいくらかっていう方もいますしね。

井上キャスター:
出費を減らすだけではなくて、いろいろと分散してみてください。

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