■最大39% 電気代きょう値上げ
6月も値上げが止まりません。食品は3600品目に上り、そのうえ再び電気代まで…。大手電力7社の値上げ幅は家庭向けで北陸電力の平均39.7%など、家計が受ける負担は一層大きくなります。
街の人に1カ月間の電気料金を聞いてみました。
20代・一人暮らし:「2月だと6900円ぐらい。寒いからエアコンをつけていた。節約するとしたら冬に学んで大学に行くしか。大学に逃げるみたいな」
70代・二人暮らし:「(先月は)1万円いかない、8000円くらい。(去年より)2、3000円高くなっている。節約しているなかでも。寝る時に枕に保冷剤入れたり、クーラーは夜は消す。我慢して消して(節約する)」
■エアコン掃除&風向きで“節約”
暑さが本格化する夏に向け、エアコンの節電テクニックをダイキンに取材しました。
ダイキン工業・由井明日香さん:「重要なのは室内機の中にあるフィルター掃除になります。(エアコンは)上から空気を吸い、下から出す動きをする。フィルターが詰まると空気の流れが悪くなり、運転効率の低下につながる恐れがある」
ダイキンの検証実験によりますと、フィルターの「掃除なし」と「掃除あり」の場合では、1カ月間の電気代が800円削減されたそうです。
2週間に1度ほどフィルターのほこりを掃除機で吸うなどするだけで消費電力を抑えることができるといい、室外機の周辺を物でふさいでしまうと運転効率が低下するため、スペースを空けることをおすすめ。さらに、もう1つの節電ポイントが風向きを上下させずに「水平に保つ」ことだそうです。
ダイキン工業・由井明日香さん:「暖かい空気が上がり、冷たい空気が床付近にたまると『温度ムラ』になる。エアコンの室内機は天井近くにあるので、天井付近に暖かい空気がたまっていると、まだ室内がしっかり冷えてないと検知して必要以上に運転をしてしまう可能性がある」
フィルターや室外機、そして風向きに気を付けておくと経済的です。また、相次ぐ値上げを受けて財布もおなかも喜ぶレシピ本の売れ行きが好調。味にも妥協なしの「節約おかず」を紹介します。
■「節約おかず」大人気レシピ
度重なる食品などの値上げを受けて「節約おかず」のレシピ本が大人気。毎日の献立に取り入れたくなる簡単料理を番組スタッフが作ってみました。
ワン・パブリッシング、横山由佳さん:「厚揚げ豚巻きの角煮風です。お肉より格安で手に入る厚揚げで『かさ増し』します」
まず、厚揚げを肉で巻きます。そして、肉を巻いた厚揚げに片栗粉をまぶします。この時にポリ袋を使うと簡単で、片栗粉の節約にもなります。最後は水と調味料を合わせて10分間煮たら完成。
さらに「豆苗と海苔(のり)のやみつきサラダ」。包丁を使わず、ドレッシングをかけて混ぜるだけ。シャキシャキ触感がやみつきです。
ワン・パブリッシング、横山由佳さん:「節約レシピといえば厚揚げ、豆苗、モヤシなど。一年中、価格が安定して安い食材のレシピが人気。ぜひ作っていただければ」
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