節約

電気代“高騰”で悲鳴…“10万円”請求額に「ドッキリかと」 オール電化で3人暮らし【もっと知りたい!】(2023年1月20日)

 岡山県に住む女性が「いや、やばくない?電気代11万って。家のローンより高い。電気代破産する」とSNSに投稿しました。今、こうした光熱費の高騰を嘆く投稿が、SNS上にあふれています。現状を取材しました。

■10万円の請求書「ドッキリかと思った」

 北海道旭川市は19日、最低気温マイナス17.8℃と、今季一番の冷え込みとなりました。

 街の人:「痛いぐらい寒い」「(Q.どこらへんが痛い?)全部痛いです。顔とか体じゅう冷えちゃって」

 他にも、全国87の地点で今シーズン最低気温を記録しました。

 そして、20日は一年で最も寒いとされる「大寒」。この日を待っていたのか、来週にかけて今シーズン最強寒波がやって来ます。

 暖房器具もフル稼働せざるを得ませんが、気になるのは、高騰し続ける「光熱費」です。

 県内全域が「豪雪地帯」に指定されている山形県。米沢市で、オール電化の一戸建てに夫婦と次男、3人で暮らす家族に今月の電気代を聞いてみました。

 平間史恵さん(40代):「10万1822円です。衝撃的な金額で、思わずスマホを裏返して、嘘じゃないか。ドッキリじゃないかと思ってしまいました」

 去年1月の請求額は5万7497円。1年で倍近くに値上がりしています。

 平間さん:「今までは床暖房で、ここから熱が出ていましたが、床暖房を切ったので、今はエアコン1台です」

 ネコと暮らしていることもあり、家の中は常に暖かくする必要があり、節電をしながら、寒波を乗り切れるか不安だといいます。

 平間さん:「食費を切り詰めるといっても、食料品も値上がりしていますから。どうやって工面していいのか、悩んでいます。月々の(家の)ローンより、はるかに金額が多いですので。(来月以降も同程度だと)貯金を崩さないといけなくなりますよね」

■電気代5万円…給料上がらず「節約疲れ」

 電気代の高騰に頭を悩ませているのは、雪国だけの話ではありません。

 静岡県浜松市で、オール電化の1戸建てに暮らす夫婦。

 あきさん(60代):「今からお風呂に入ります。お風呂の給湯温度は40℃設定です。お風呂は、続けて入るように努力しています」

 他にも寝る時には湯たんぽを使ったり、電気代の安い早朝や夜間に電気を使ったりと、普段から細かな節電を心掛けていたといいますが…。

 あきさん:「普段でも、冬は結構高いが、今回のは別物。こんな5万円なんていくの初めて」

 去年1月の電気代は3万9053円でしたが、今月は5万1209円に。節電で電気使用量を1割あまり減らしましたが、電気代は1万円以上上がってしまいました。

 あきさん:「今年の冬は寒いし、節約が難しい。節約疲れというか、コロナとかあって疲れるし。こんな色々と値上げされちゃうと、給料は上がらないし、困っちゃいます」

■家の中でも“マスク”着用…寒さしのぐ

 冬の寒さは、高齢者の体に特に負担をかけます。

 埼玉県川口市内で、年金を受給しながら、一人暮らしをしている松田容子さん(70代)。

 松田さん:「(Q.直近の光熱費はいくら?)2万7000円近く。驚きました。去年と1万円ぐらい違う」

 松田さんは、東京ガスで電気代とガス代をセットにすることで、割引になるプランに入っています。去年と比較すると、電気代は2000円ほどの上昇で済みましたが、驚くべきはガス代がおよそ6000円も値上がりしています。

 これは、電気代が高騰しているため、ガスファンヒーターを積極的に使うようにしたことが理由だといいます。

 この冬は、無理のない範囲でエアコンも極力消し、ホットカーペットを利用するなど節電に取り組んできた松田さん。室内では、ポンチョをずっとかぶって過ごしていたほか…。

 松田さん:「家の中でマスク。マスクすごく温かいです」

 常時、手作りの布マスクを着用。味噌汁や温かい甘酒を飲むなどして、体の中から温めるよう心掛けてきました。

 松田さん:「じっとしていると、余計寒い。一生懸命、掃除でもしましょうか。動いていると、確かに寒くないかも。とりあえず、寒さを乗り越えていかないと」

 来週にかけてやってくる今シーズン最強の寒波。記録的な寒さを節電しながらどう過ごせばいいのか。松田さんは頭を悩ませています。

(「グッド!モーニング」2023年1月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

-節約

© 2024 貯蓄サイクル Powered by AFFINGER5