アメリカを訪れている岸田首相は日本時間の14日未明、バイデン大統領と会談し、日米同盟の抑止力と対処力を強化する方針を確認した。
アメリカ・ワシントンから、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えする。
会談について首相周辺は、「非常にうまくいった。防衛力強化の取り組みの締めくくりで、安全保障政策の転換点になった」と強調している。
バイデン大統領「あらためて明言する。アメリカは日米同盟に完全にコミット(関与)している」
岸田首相「価値観を共有する日米の役割は、ますます大きくなってきている」
会談で岸田首相は、敵のミサイル基地などを攻撃する「反撃能力」の保有や、防衛費の増額などを決めたことを説明した。
バイデン大統領は全面的に支持し、両首脳は、日米同盟の抑止力と対処力を強化することで一致した。
中国に対しては、「力による現状変更の試みを許してはならない」として、日米の連携の強化を確認した。
同行筋は、「厳しい世界情勢の中、外交を行うのに必要な裏づけが防衛力強化だ。やるべきことをやった」と話している。
外交をレガシーとしたい思いがにじむ岸田首相だが、国内では防衛費の財源をめぐって増税反対論も強く、今回の会談が追い風となるのか、課題も残されている。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/