■“水筒推奨”の企業も
会社員
「水筒は毎日、仕事場には持っていっています。1リットル用の(お茶)パック入れて、水入れて。ちょうど会社行くと(いい味が)出ているので。結構、節約できているのかな」
会社員
「毎日150円とか払って(飲み物を)買うのが、ちょっと生活費が厳しいというのもあって、水筒にしてます。毎日持ってきてます」
「飲み物代を節約したい」という思いから、水筒を持ち歩く人が増えているといいます。
都内にあるアパレルメーカーの「ゴールドウイン」では、社内に水筒に給水しやすいウォーターサーバーを設置。5年前から社内へのペットボトルの持ち込みを禁止し、水筒を推奨しています。
社員
「出社する時は空の状態で(水筒を)持ってきて、到着してからお水やお茶をくんだりしています。すごく節約になっています」
社員
「節約にもなるし、(環境にも優しく)ペットボトルを使わずに済む」
もともとは持続可能=「サステナブル」を意識した取り組みでしたが、節約につながることから、あっという間に社員の間に広がりました。
ゴールドウイン 広報室 栗田淳室長
「特に今、夏は暑いですし、ペットボトルの飲料をそれぞれ買おうと思ったら1人2、3本は買うこともあると思いますので、財布にも優しい。社会環境に対して目を向ける方もすごく増えました。社員が実践をしていることで、会社にいらっしゃる社外の方々にも、そういった輪が広がっているのを実感しています」
■水筒に切り替え…年間10万円以上の節約
水筒を持ち歩き、飲み物を買わないことで、一体いくら節約できるのでしょうか?
節約アドバイザー 丸山晴美さん
「ここ数年、ペットボトル飲料の値上げが続いていて、500ミリリットルあたり150円くらいする。これを仮に一日2本購入すると、1年間で10万9500円。例えば麦茶を自宅で2リットル煮出して水筒に入れて持ち歩くことで、年間のコスト的には2920円になる。差額で10万6580円節約になる」
マイボトルの水筒に切り替えることで、年間10万円以上の節約につながるというのです。
便利機能を備えた新たな水筒も登場しています。
シリコーンでできた水筒は飲み終わった後、丸めてコンパクトに。そのまま冷凍庫で凍らせて「保冷剤」として使うこともできます。
ゴム製のストローが付いた水筒が多いなか、ステンレス製が付いた商品もあります。ステンレス製のストローは丈夫なうえに汚れやにおいが残りにくく、変色しにくいということです。
丸山さんは、水筒を持ち歩くメリットは家の外だけではないと話します。
「外出だけではなくて、家の中でも水筒を持つことをお勧めしています。冷蔵庫の開閉回数が減ることで、年間約320円の節電効果が期待できます」
(「グッド!モーニング」2025年6月24日放送分より)
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