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“年金生活のリアル” 食費切り詰めも「貯金ない。足りない」2025年度初の支給日 政府・与党は経済対策に“マイナポイント案”も

日米交渉の行方にも注目なわけですが、物価高の影響を受けているのが年金生活者の方々です。
いくら物価が上がっても、年金が追い付かない状況です。

そんな中、街で取材すると、厳しい実情が見えてきました。

15日は、2025年度初めての年金支給日。
受け取りに来た人たちに聞いてみると、「やっぱり苦しい。物価高だから(年金支給)少ない」「せめて(物価が)上がった分ぐらい(年金)上がってほしいんだけど、それは無理だと思うからその半分ぐらいは…」といった声が聞かれました。

年金の支給額は、次回の支給日である6月から1.9%引き上げられます。

ただ、物価上昇率は、それをはるかに上回る2.7%。
実質的な支給額は0.8%のマイナスに。

取材を進めると、悲鳴にも似た声が次々と聞こえてきました。

東京・江東区で1人暮らしをする80代の女性。
できるだけ食費を切り詰めた生活を送っているといいます。

年金はいくらもらっているのでしょうか。
通帳を見せてもらうと、厚生年金が16万1616円、国民年金8万7880円。

女性が受け取っている年金は2カ月で、約25万円。
6月以降に1.9%上がると、4700円ほど増えます。

しかし、それでも貯金にはほとんど回すことができない状況だといいます。

1人暮らし(80代):
(貯金)ないよ、足りないよ。(生活)苦しいですやっぱり。

年金生活を直撃している物価高騰。
こうした中、15日、政府と与党の間で経済対策に向けた調整が行われました。

石破首相が官邸の裏口から招き入れたのは、自民党の森山幹事長と小野寺政調会長。
経済対策を巡り協議しました。

与党のある幹部は、一部で浮上している商品券の配布については「時間もお金もかかる」と否定的。
15日は新たに、マイナンバーカードの普及策だったマイナポイントを付与する案も示されました。

一方、夏に選挙を控えた自民党の参議院議員からは、現金給付と消費税の減税の両方を期待する発言も出ています。

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