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円安、物価高が直撃 円に見切りつける人、安いうどんに並ぶ人 スーパーではため息【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年2月24日)

 コメの高騰に加え、物価高が加速しています。国民の負担軽減が見通せない中、市民生活を苦しめています。

■円に見切り「価格がどんどん毀損されていく」

 新宿駅そばの外貨両替所。3連休の初日、並んでいたのは…。

両替所スタッフ
「香港ドル10万3500ドル。こちらの金額になります」

 両替に訪れたのは、自営業の男性です。

自営業(20代)
「200万円分を香港ドルに替えました」

 21日の終値は1ドル=149円24銭と150円を割り、およそ2カ月半ぶりの円高水準となりました。とはいえ、数年前に比べると、まだまだ円は安い水準です。

 このタイミングで外貨に両替したのはなぜでしょうか。

自営業(20代)
「日本円の価値がどんどん毀損されていく世の中で、外貨に移して、投資や資産保全リスクの回避のために」

 香港の銀行にも口座をもつ男性は、日本円に見切りをつけていました。

■九州発うどん店、都内に初出店で行列

 23日、都内にできていたのは、さらに長い列です。

 東京初出店となる「資さんうどん」両国店です。オープンから2時間以上経ちましたが、100人以上が並んでいます。

 肉ごぼ天うどんが人気、九州発のうどん店が都内に初出店しました。

30代
「うどんもけっこう入っていたよね」

40代
「ごぼ天がおいしかった」

40代
「安いから便利。安いです、安いです」

 味や量だけでなく価格も魅力のうどん店。安くて満足できる食事を求めた人も多かったはずです。

■スーパーでは、特売品のメモ持参の客も

 3日前に発表された1月の消費者物価指数。普段手にする生鮮食品を含めると、前の年の同じ月に比べ4.0%にまで上昇しました。4%台は2年ぶりのことです。

 消費者は、どう感じているのでしょうか。

80代
「高いね、実家が農家だったから余計ね」

 2人で生活する女性は、週1回の特売日に買いだめをしています。

80代
「1万5000円くらいじゃないかな。モノが高くなったからね。すごいですもの」

 痛感する物価高。それはスーパーも同じです。

マルサン越谷花田店 八木栄樹店長
「食べ盛りの家族がいるお客様はかなり出費がかさんでしまう。一番困っています」

 コメは1年で70.9%も上昇。比較可能な範囲で過去最大の上げ幅となりました。野菜もキャベツが192.5%、ハクサイは109.9%など値段が上がっています。

 スーパーは、少しでもお得な商品を作ろうと取り組みます。その裏側を見せてもらいました。

八木店長
「これ2000パック、オッケー?」

たまご担当
「え…数量限定にしましょう」

八木店長
「数量限定で169円。これでオッケー?」

たまご担当
「オッケーです」

 店ではチラシ広告だけでなく、SNSで日々お得情報を発信しています。

 メモを見ながら買い物をする女性。買いたい物の横には、価格が書き込まれています。

80代
「広告、ネットに入っているんで、毎週来るときは見てから」

 家族が何パックも積んでいるのは、特売の肉です。

30代
「1週間分、買いに来ているんで、こんな感じです」

 1歳10カ月になったひとり娘は、食べ盛りです。

30代
「(食べる)量が増えると思うので、金額が心配ですね」
「(Q.値段が上がったら困るのは)牛乳。よく飲むんで。(値上げは)もうここまでにしてほしいですね」

(「グッド!モーニング」2025年2月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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