■コメ価格高騰 備蓄米放出いつ?
70代
「新米が出たら値段が下がるという話もありましたけど、下がらないまま高いですね」
30代
「高いなと思ったんですけど、買わないわけにもいかないので、泣く泣く購入した」
都内にあるスーパーでは、コメが5キロ税込み4000円台で販売されています。中には5000円を超える商品もあります。
歯止めがかからないコメの価格高騰。5キロあたり2400円台だった去年1月から右肩上がりが続き、先月には4100円を超え、この1年間でおよそ1.7倍の高値になっています。
取材したスーパーでも…。
スーパーイズミ 五味衛社長
「ほぼ例年の倍の値段になっている。ここ2週間で急に700円ぐらい上がった」
コメの価格について、去年9月に当時の農林水産大臣はこう話していました。
坂本哲志農水大臣(当時)
「新米が順次供給され、円滑なコメの流通が進めば、需給バランスの中で一定の価格水準に落ち着いてくる」
こうした見通しとは逆行するかのように、新米流通後も価格の高騰が続き、政府は先月、運用方針を転換。買い戻すことを条件に、一時的に備蓄米を早く放出する考えを明らかにしました。
江藤拓農水大臣(先月31日)
「備蓄米の活用について総理から早急に進めるよう指示があり、実施に向けた準備を急がせている」
ただ、高騰しているコメの販売価格を下げる目的ではなく、流通における在庫の滞留を解消するためと説明しています。
14日、数量や価格など具体的な内容を公表する予定です。
■ふるさと納税に申し込み殺到 受け付け停止
手続きが進むなか、ふるさと納税にも異変が起きています。
20代
「(Q.コメは買いましたか?)去年、コメ(の価格)が上がっていたので、ふるさと納税で頼んじゃいました」
50代
「(Q.コメは買いましたか?)普通に買うと高いので。少しでも削減というか家計を抑えたいので、ふるさと納税で買っています」
「令和のコメ騒動」以降、急増しているコメを返礼品としたふるさと納税ですが…。
長野県筑北村 担当者
「コメの注文自体は止めているというか、注文ができないような状態になっていますね」
長野県の中央部に位置する筑北村。返礼品として地元産のコメを扱ってきました。
しかし、新米が出回り始めたはずの去年の秋以降も首都圏からの納税が殺到。昨年度は39件でしたが、今年度は357件と10倍近くに急増しコメの確保が追い付かず、10月末に受け付け停止を余儀なくされました。
今後、再開の見込みはあるのでしょうか?
長野県筑北村 担当者
「委託で調整している業者などにお願いしている部分があり、その辺と調整をしながら再開時期を探っている」
(「グッド!モーニング」2025年2月12日放送分より)
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