■ポイント還元が10月に廃止
返礼品が受け取れることから人気のふるさと納税。一部のポータルサイトを通じて寄付すれば、さらにポイントがもらえることもあります。
しかし、10月からは制度改正でポイントが廃止になります。その理由として総務省は、ポイント競争が過熱していることなどを挙げています。
街の人は次のように話しました。
40代
「(ふるさと納税を)ちょっと考えるかもですね。それだったら、普通にコメだったりをスーパーで買っちゃうかな」
50代
「国民のことを思ってないのかなとか、私たちのお金のことをもう少し考えてもらえたらうれしい」
ポイントがもらえるのは、制度改正前の9月末まで。そのため…。
SNSから
「ポイントが付与されなくなる前に、駆け込みでふるさと納税した!」
「ふるさと納税制度改正前ラストチャンス!駆け込み急げ!」
■駆け込み寄付“狙い目の返礼品”は?
今、“駆け込みふるさと納税”が増えています。ポータルサイト側もお得なキャンペーンを打ち出しています。
ふるさと納税ガイド 飛田啓介編集長
「楽天ふるさと納税であれば9月頭の楽天スーパーセールが、ポイント還元率が大幅にアップするというようなキャンペーンをやっています。(さとふるでは)抽選になるんですが、最大で寄付金額の1000%分のポイント還元があるというようなキャンペーンをやっているサイトもあります」
Amazonふるさと納税では最大15%をポイント還元。そんななか“狙い目の返礼品”とはどんな物なのでしょうか?
飛田編集長
「今、ふるさと納税では先行予約のコメが大変人気になっている。その一方で今月届くおコメというのもある。今月届くおコメについては、多くの自治体が現在少しずつ値下げをしています。通常よりもお得にふるさと納税でおコメが手に入るということはありますね。まさに今ですね」
他には、10月から寄付額の見直しが予定されている返礼品、例えば岐阜県大垣市の「生餃子100個セット」や宮城県石巻市の「訳あり銀鮭切り身」などを今のうちに押さえておくのもおすすめだといいます。
さらに、期間限定で寄付額を下げている自治体もあります。
飛田編集長
「大阪府の泉佐野市であれば、この9月末まで限定で、特別な返礼品を用意している。ボックスティッシュですね。60箱入っていて、だいたい(これまでは)1万4000円というところが相場でした。それが今回だけ1万2000円で泉佐野市が用意してきて、他の自治体からするとかなりびっくりな返礼品が登場した。こういうお宝返礼品みたいなものを見つけてみるのもおすすめです」
■今後は「配送に力」
今までは各社“ポイント付与”で差別化していましたが、10月からはそれがなくなります。では今後、どう差別化していくのでしょうか。
飛田編集長
「実は配送に力を入れるふるさと納税サイトが増えてきている。Amazonのふるさと納税サイトが入ってきて、最大翌日配送みたいなのを実現していたりとか、配送のスピード感だったりとかその配送の日時の指定であったりとか、そういうものをこだわる自治体、サイトが今後増えてくるのは一つあり得るんじゃないかなというふうに考えています」
(「グッド!モーニング」2025年8月27日放送分より)
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