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https://news.ntv.co.jp/category/politics/b89c277d5bc84d4d9392b1958f5dd79b
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NNNが、読売新聞と今月22日から24日にかけて世論調査を行い、独自の取材も加えて衆議院選挙の終盤の情勢を分析したところ、自民党は序盤より苦戦する選挙区が増え、単独過半数233議席を割り込む可能性が高まっています。また、公明党も競り合う選挙区が多く、公示前の32議席を減らす見通しで、与党で過半数を維持できるかはギリギリの情勢です。
一方、野党です。立憲民主党は序盤の勢いのまま公示前の98議席に、40議席ほど上積みする勢いです。
日本維新の会は、比例代表で伸び悩んでいて、公示前の44議席を維持するのは難しい情勢です。
共産党は、公示前の10議席は確保する情勢です。
国民民主党は、公示前の7議席から大きく上積みする勢いです。
れいわ新選組は、公示前の3議席から増やす情勢です。
社民党、参政党は、公示前の1議席は確保できそうな情勢です。
こうした中、政治団体の日本保守党は、選挙区でも比例代表でも議席を獲得する勢いを保っています。
しかし、一定数の回答者が小選挙区や比例代表で投票する候補者や政党をあげておらず、今後、情勢が変化する可能性もあります。調査は電話とインターネットで実施し、あわせて24万7576人から回答を得ました。
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藤井貴彦キャスター
「石破氏が目標に掲げていた『与党で過半数』を確保できるかどうか、ギリギリの情勢ということですね」
小栗泉・日本テレビ解説委員長
「そうなんです。そこで、2つの数字に注目していきたいと思います」
小栗解説委員長
「まずは『233』です。これは衆議院の定数465の過半数です。選挙が公示される前、自民党は247議席、公明党は32議席だったので、自民党は単独で過半数を確保。自公では279議席でした」
「なので今回、自公で46議席減らしても、ギリギリ過半数を維持できるわけですが、これがどうなるのか。もし、自公で過半数に届かないとなると、自民党、公明党が野党に転落した2009年の衆議院選挙以来、となります」
「そしてもうひとつが『177』議席。これは、今の選挙制度になってから、政権交代した2回を除いて、野党第1党が獲得した最大の議席数です」
「2003年、当時の小泉純一郎首相が解散した選挙で、菅直人代表率いる民主党がこの数字を獲得しました。今回、野党の戦いに勢いがありますが、どこまで議席を伸ばすのかも注目です」
藤井キャスター
「自民党が議席を減らす可能性があるのは、いわゆる裏金問題に加えて、23日に『news zero』でもお伝えした、非公認候補者が代表を務める政党支部などにも2000万円を配っていた、このニュースは影響するのでしょうか?」
小栗解説委員長
「今回の調査は、22日から24日まで行われたものなので、どこまで影響したのかは微妙です。ただ、公認候補に配られた、公認料と活動費あわせて2000万円と同じ額が、非公認候補が支部長を務める政党支部にも払われていた。この問題が報じられていることに、自民党は危機感を持っています」
「というのも、24日に総裁・幹事長室名で、この問題を説明する際のレジュメともいえる紙を、公認候補者らに配りました」
小栗解説委員長
「その中身を抜粋すると、交付したお金の透明性については『党の公認会計士による監査を受けた上で、選管に提出していて、使途を国民がチェックできる』としています」
「お金の目的としては『あくまでも党勢拡大のため』で『非公認となった支部長が自分の選挙運動に使うことはできない』などとした上で、『「裏公認」「偽装公認」という指摘は一切あたりません』としています」
「ただ、野党幹部は、使途を公開するとはいえ『支部の政治活動と、候補者の選挙活動は線引きが曖昧』と指摘。また、別の野党幹部は『党勢拡大というがそのロジックに説得力がない』『裏金議員へのステルス支援だ』と批判しています」
「では、この問題がどう選挙結果に影響するのでしょうか。ある野党関係者は『2000万円問題で自民党は沈没だな』、立憲民主党のベテラン議員は『政権交代まで、あともう一歩の手応えを感じている』といいます」
「一方、自民党の幹部は『2000万円問題は大逆風。でも、もうやるしかない』。別の自民党幹部は『党内の危機感が高まって、引き締まる部分もある』といいます。それぞれの立場で、3日後の投票日を迎えます」
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藤井キャスター
「野口さんは、どう考えますか?」
野口啓代さん(スポーツクライミング五輪銅・『news zero』木曜パートナー)
「そもそもこういった活動費が配られていることを知らなかったです。納税者である私たちにも大きく関わることなので、もっと選挙に関心を持って、参加していかなければいけないと思いました」
藤井キャスター
「『政治を信頼していないから、投票に行かない』という人もいらっしゃるかもしれません。しかし、だからこそ1票を投じてください。黙っていることは、現状を認めることと同じ扱いになってしまいます。投票に行くこと、そしてその道すがらに、少しでも政治のことを考えることが大切です。また、投票の帰りには、なにか自分にごほうびをあげてください」
(2024年10月24日放送「news zero」より)
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