■ロシア側避難者 13日までに13万2000人以上
ウクライナ兵士
「ウクライナに栄光あれ!」
今月6日、ロシア南西部・クルスク州に対する本格的な越境攻撃を始めたウクライナ軍。
ウクライナ シルスキー司令官
「私たちはクルスク地域の領土での攻撃作戦を続けています。現在、ロシア領のおよそ1000平方キロメートルを支配下に置いています」
この越境攻撃について、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは新たな情報を伝えている。
クルスク州の国境を守っていたロシア軍は、主に戦闘経験の少ない徴兵者でウクライナ軍にすぐに圧倒され、逃亡するか降伏したという。
ウクライナの越境攻撃によるロシア側の避難者は、13日までに13万2000人以上に上っている。
■外国軍による侵攻は…第2次世界大戦以来
モスクワの南、およそ360キロ。クルスク州と接するオリョール州に避難してきた人は、爆撃が迫り家を離れざるを得なかったと語った。
クルスク州からの避難者
「銃声はまだですが、砲弾の音は聞こえます。家に帰りたいですが、まだ避難しなければ」
避難してきた女性は、地元の店では品切れ状態で買い物もできず、仕事もない状況だと訴えた。
オリョール州の市民らも前例のない事態に不安そうな面持ちで、飲料水や衣料品などの支援物資を集積所に次々と持ち寄っていた。
ロシアの国土が外国の軍隊に侵攻されるのは、第2次世界大戦以来、初めてのことだ。
プーチン大統領は、ウクライナの越境攻撃を「挑発行為」と呼び続け、「戦争」という言葉を避けている。
国民にパニックを引き起こさないためだとみられている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月14日放送分より)
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