ドル円相場大荒れ！午前中から河野大臣の「日銀に利上げを要求する」発言の修正や、それに対する鈴木大臣の火消し発言、日本CPIの下振れなどでドル円は急騰しましたが、クラウドストライクのセキュリティソフトの問題が浮上すると、相場は急転。１５７円を割れる急落がありました。そこから再び強く反発し、現在は１５７.５円程度で推移しております。
先日、トランプ大統領候補の「円は安すぎる」発言や河野デジタル大臣の「日銀に利上げを要求する」発言などの影響で、ドル円相場は約２円急落しました。米CPI前の高値からはピークで約６円ほど下落しており、年初来のトレンドラインを割り込んでトレンド転換も疑われる展開となってまいりました。現在は強く反発する局面を迎えておりますか、この反発はどこまで続くのか？強い戻り売りが入り安値更新に向かうのか？今夜も目が離せない夜となりそうです。
本日は米指標はなく、深夜に発言が予定されているだけですが、今週の高ボラティリティが本日も続いており、週末要因で激しい値動きが続く可能性が高そうです。無理しすぎないように気を付けたいです。
先週末のトランプ大統領候補の襲撃報道などもあり、昨日のドル円相場はドル高方向に大きな窓を開けて始まりました。しかし、ロンドン時間前にはその窓は埋まり、反発していくのかと思いきや反発が弱い状況が長く続き、昨日の発言後には強いドル安円高トレンドが発生するなど、現在は市場参加者の判断に迷いが生じている様子です。トランプ大統領の誕生の可能性が高まる「ほぼトラ」状況下で、全体相場がどのように動いていくのか、近い将来を展望する上でも、注目の一週間となりそうです。トランプ大統領候補の発言インパクトは大きくなっており、ボラティリティに注意です。
そして欧州の政局リスクやウクライナ、ロシアやイスラエルなどの地政学的リスクはいまだ燻っており、かつ米大統領選挙は佳境を迎えようとしております。世界的な選挙イヤーである今年、これから先も様々な国で大きな選挙が続き、それによって為替相場も多大な影響を受けることでしょう。大きなチャンスとピンチが混在する、複雑な下半期となりそうです。
展開次第では無限に負け続けることのできる、恐ろしい相場が続くかもしれません。あまり無理をせず、冷静に戦っていきたいと思います！
今日のスケジュール
米指標は特になし。
23:40 ウィリアムズNY連銀総裁発言
26:00 ボスティックアトランタ連銀総裁発言
今週のスケジュール
7/15（月）日本休場（為替介入警戒！）ユーロ鉱工業生産、NY連銀製造業景気指数、パウエル発言など
7/16（火）米小売売上高など
7/17（水）日銀国債買いオペ、英消費者物価指数、欧消費者物価指数、米住宅着工、許可件数、ベージュブックなど
7/18（木）欧州（ECB）政策金利発表、ラガルド総裁会見、米新規失業保険、フィラ銀、景気先行指数など
7/19（金）日本全国消費者物価指数、英小売売上、FRB要人発言多数予定
夏時間は、基本的に毎日２０時からライブ配信予定です。
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