ドル円、今夜ついに１６０円接近か！？それとも・・・？本日は製造業、サービス業PMIです！為替介入は？
先週は米CPIにFOMC、日銀政策金利発表など、特大イベントカチ盛りの一週間でした。ボラティリティ高く上下に揺さぶる展開となりましたが、安値は底堅く、ドル円相場は堅調に推移しました。欧州の政治不安などの影響も少なく、今週に入ってからも円安地合いに変化なし。本日はスイスのサプライズ利下げを受け、再びドル円は上昇。１５８.２円の直近高値をブレイクし、４月末に為替介入が入った１６０円の水準に近づいてまいりました。
本日は２２：４５の製造業、サービス業PMIや、中古住宅販売件数、景気先行指数など、重要な米経済指標が並びます。指標結果が強く、この上昇の流れが続くなら、今夜のうちに１５９円を超えて１６０円に接近していくような展開も十分にありえそうです。神田財務官や鈴木財務相、林官房長官などの為替牽制発言も相次いでおり、実弾介入やレートチェックなどにも本格的な警戒が必要となることでしょう。この円安地獄はいつ終わるのか？最大限の警戒感をもって相場を注視します。
米CPIは下振れましたが、FOMCは少しタカ的な内容で、ドットチャートでは年内の利下げ回数の平均が一回、日銀は国債の買い入れ額減少を来月の会合まで持ち越すと判断を下しました。ドル円はこれまでと同じように売りにくい状況が続いているも、欧州の政局リスクやウクライナ、ロシアやイスラエルなどの地政学的リスクはいまだ燻っており、かつこれ以上の円安水準では再び為替介入が発動するリスクもあります。選挙イヤーである今年、これから先も様々な国で大きな選挙が続き、それによって為替相場も多大な影響を受けることでしょう。大きなチャンスとピンチが混在する、複雑な下半期となりそうです。
今週もあまり無理をせず、冷静に戦っていきたいと思います！
今日のスケジュール
21:30 カナダ小売売上高
22:45 米製造業、サービス業PMI
23:00 中古住宅販売件数、景気先行指数
23:30 週刊天然ガス貯蔵量
本日のメインは米PMIです。発射台の位置にもよりますが、１５９円をブレイクするパワーは十分にある指標です。最近では、指標結果が弱くても円安ドル高が進むということも珍しくありません。このあたりより上のレートはほとんど真空地帯といってもいいような場所だと思われます。クラッシュ的な値動きにも要注意です。魔の金曜日。為替介入にも注意しながら慎重に戦っていきます。
来週のスケジュール
6/24(月) 特になし【配信しないかもしれません】
6/25(火) 米住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、カナダCPIなど【配信するでしょう】
6/26(水) 米新築住宅販売件数、豪CPIなど【配信するでしょう】
6/27(木) 米1-3月期GDP（確報値）、耐久財受注、新規失業保険、住宅販売保留件数、トルコ中銀政策金利発表など【配信するでしょう】
6/28(金) 米PCEデフレーター、個人所得、個人支出、シカゴ購買部協会、ミシ大、東京CPI、英GDPなどなど【予定がありまして配信できません、すみません】
夏時間に合わせ、基本的に毎日２０時からライブ配信予定です。
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