14日のニューヨーク株式市場でダウ平均は続落し、前日より57ドル安い3万8589ドルで取引を終えました。
要因の一つが、ヨーロッパの政局不安です。
投資家がリスク回避の姿勢を強めたことで、ヨーロッパの主要国の株価指数は軒並み下落していて、アメリカ株にも売りが波及しました。
悪材料が重なり、日経平均先物は380円安い3万8460円で夜間取引を終了。この後の東京市場で、日経平均株価は反落して始まる見通しです。
また、市場関係者は、しばらくの間、上値が抑えられた状態が続くとみています。
三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏
「今年度の業績予想、企業が出している予想はかなり控えめ。海外投資家が日本株を積極的に買う材料になりにくい。夏までの業績の走りを見ながら、具体的な材料待ちの時間帯がしばらく続くのかと思う」
もっとも、日本企業がこの時期に示す業績見通しは保守的なことで知られていて、市場では今後の業績の上振れとともに株価の上昇を期待する声もあります。
(「グッド!モーニング」2024年6月17日放送分より)
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