円安が止まらない！FOMCに雇用統計、そして為替介入が複数回あったであろう激動の一週間を終え、今週はドル円相場にひとときの平穏が訪れるかに思われた。しかし！GW明けから大荒れ！雇用統計でつけた安値から、すでに４円以上反発しております。再び円安地獄のあの苦しい日々が始まってしまうのか？はたまた、今度こそ下降トレンドに転換していくのか？そして為替介入のおかわりはもうないのか？注目の一週間です。緊張感を持って注視します！
昨日は朝から植田日銀総裁、鈴木財務大臣の国会での発言や神田財務官の円安牽制発言などが相次ぎました。タカ的な内容ともいえる日銀主な意見公表や神田財務官の発言「介入資金に関して、世の中で言われている限界は全く間違っている」や「為替介入、いつでもやる用意がある」などがありましたが、ドル円は勢いよく上昇を続け、１５６円に接近してきました。昨夜の米失業保険申請件数はかなり悪い数字で、強い売りも入りましたが、結局買い戻され、１５６円の攻防戦が続いております。１５６円は直近の最高値から雇用統計後の安値までの５０％戻し。重要な節目です。そんな中迎える重要指標、ミシガン大学消費者信頼感指数。そしてFRB関係者の発言も多数予定されています。要注目。あるか、為替介入全戻し！そして、次の発砲はいつだ！？
今日のスケジュール
20:30 ECB理事会議事要旨公表
22:00 ボウマンFRB理事発言（投票権あり）
23:00 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）、ローガンダラス連銀総裁発言（投票権なし）、カシュカリミネアポリス連銀総裁発言（投票権なし）
25:45 グールズビーシカゴ連銀総裁発言（投票権なし）
26:30 バーFRB副議長発言（投票権あり）
今週のメインイベントと言っても過言ではないでしょう。本日はミシ大があります。そして、FRB関係者の要人発言が相次ぎます。今日こそ１５６円ブレイクなるか？中東の紛争もまだ落ち着いてはおらず、関連ニュースにも警戒です。状況次第で為替介入が入る可能性もゼロではありません。とにかく、油断は禁物。ミシ大なめんな。
来週のスケジュール
5/13(月) 特になし
5/14(火) 日国内企業物価、米生産者物価指数（PPI）など
5/15(水) ユーロ圏GDP、米消費者物価指数（CPI）、米小売売上高、NY連銀製造業指標など
5/16(木) 日実質GDP、米住宅着工、許可件数、輸入物価指数、新規失業保険申請件数、鉱工業生産、フィラ銀など
5/17(金) ユーロ圏消費者物価指数、米景気先行指数など
来週は今週とはうって変わり、米国経済指標が乱れ打ちです。特に水曜日の消費者物価指数（CPI）には要注目。小売売上高も同時発表となっており、非常に激しい値動きが予想されます。展開次第では、実弾介入が入る可能性もあるでしょう。目が離せない一週間となりそうです。
夏時間に合わせ、毎日２０時からライブ配信予定です。GWも戦います！
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