日経平均株価が一時700円以上上昇し、3万8800円台にのせました。1989年のバブル期につけた史上最高値が視野に入ってきています。
(経済部・小林里咲記者報告)
日本経済の先行きを楽観視する外国人投資家が主導し、史上最高値の3万8957円の更新がすぐ目の前に迫っています。
日本の株高を支えるのはアメリカの株の強さです。ニューヨーク市場ではダウ平均などが連日高値を更新し続けています。
さらに市場では海外投資家が中国の景気後退を警戒して、日本株に投資を振り分け始めているとの見方もあります。
また、新NISAが始まったことで巨額の預金を持つ日本の個人マネーが株式市場などに向かっていることも海外からの投資を呼んでいるといいます。
今年の春闘での大幅な賃上げを期待する見方もあり、市場では「とにかく日本株を上昇させる要素は事欠かない」との声も出ています。
16日午前の終値は15日より347円高い、3万8505円でした。
今週に入って1500円以上値上がりし過熱感も意識され、市場では上昇の勢いは一服するのではないかとの見方が出ています。
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