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27日、埼玉県川口市にある朝日東小学校では、運動会が行われていた。子どもたちの勇姿に多くの人が声援を送る。バンキシャ!は、会場にいたみなさんに“家計を守る工夫”を聞いてみた。
3人の子どもを持つこちらの女性の悩みは、電気代だ。見せてくれたのは、家族とのグループLINE。そこには、4万円を超えた今年2月の電気代が投稿されていた。家族に現実を突きつける作戦だ。子どもの反応は…、LINEには次のように書かれていた。
長女
「詳しく調べてみれば?? 絶対弟のゲームのせい」
母
「いや、みんなです」
長女
「ごめんなさい」
3人の子どもを持つ女性
「それぞれ罪のなすりつけ合いじゃないですけど、電気つけっぱなし、パソコン使いすぎとか、エアコンずっとつけっぱなしとか…そういうのをなすりつけ合いしている」
別の、小学1年生と4年生の息子を持つ女性は、ある方法で電気代を節約していた。
2人の息子を持つ女性
「うち(の電気代)は『夜中の12時から朝の6時まで半額』っていうプランなので、その間に洗濯機を予約して、乾燥までできるようにしています」
一軒家に暮らすこの一家は、きょうも洗濯は朝4時から。朝食の準備も6時前には終えたという。
さて、運動会のお楽しみといえば、お弁当の時間だ。その定番のおかずといえば、もちろん卵だ。
──卵、好きな人?
児童たち
「はーーーい!」
子どもたちは、一斉に手を上げた。値上がりの影響は感じているのだろうか。バンキシャ!は児童たちに話を聞いてみた。
──卵の値段、高いの知ってる?
小学6年生
「知ってます。鳥インフルエンザの影響で」
小学6年生
「聞いたことあります。卵、高いから、オムライスに卵を使う時には結構、控えめにしていて」
──自分で料理するの?
小学6年生
「はい、最近はチャーハン作ったりとか」
──チャーハン、卵いるもんね?
小学6年生
「はい、入れます」
──そういう時、お母さんになんて言われるの?
小学6年生
「卵、使うのは『1個にして』とか」
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6月もカップヌードルやポテトチップスなど、3000品目を超える食品が値上がりする見通しだ。さらに電力大手7社の家庭向け電気料金も値上げとなる。この値上げをどう乗り切るのか。街で聞くと、涙ぐましい努力が見えてきた。
こちらは実家暮らしの大学生。卵の高騰対策でこんなことをしていた。
大学1年生(19)
「卵は使わないですね。前だったら卵かけご飯とか、朝に食べてたんですけど、最近はもう納豆ご飯とかで、あんまり卵料理は食べてない気がします」
実家で暮らす別の大学生は、冷房をなるべく使わない節約術を教えてくれた。
大学2年生(20)
「フローリングが結構、冷たいので、夏でも。フローリングで寝るとかですかね」
──布団を敷かずに?
大学2年生(20)
「そうですね」
──フローリング、冷たいですもんね?
大学2年生(20)
「そうですね。めっちゃ冷たいですね」
2歳の息子とフリーマーケットを訪れた女性は──。
「これ、これ」
お目当てはおもちゃだ。
出品者
「両方で400円でいいですよ」
子どものおもちゃを節約する作戦だ。
フリーマーケットに来た母親
「区で無料でお下がりを渡している。そこで頂いたりとか。おもちゃは結構、遊んではすぐに手放しちゃうので、こういうふうにお安く買えるのはありがたいです」
一方、こちらの社会人3年目の女性は、子どもが好きだというが──。
社会人(23)
「将来、母親になるのが夢のひとつで、子どもが2人ぐらいほしいなと思っていたんですけど、いま見てると1人産むのですら不安だし…」
子どもはほしい、しかし経済的に不安だという。政府は少子化対策として、中学校修了までの子どもに支給している児童手当を18歳までに延長する方向で、さらに第3子以降は、現在の月1万5000円から3万円に倍増させる方向で検討している。
2人の子どもを育てる女性は、次のように話した。
2人の子どもを持つ母親
「上の子が今年15歳なので、(児童手当の期間が)延びるのはドンピシャでありがたい年代。期間が延びることはうれしい」
一方で、19歳の大学2年生からは、こんな意見も出た。
大学2年生(19)
「先に出産とか、そっちの費用をもうちょっと安くした方が、子どもほしいと思うようになるんじゃないかなって思います」
小さな子どもを連れて公園でくつろいでいたこちらの3人は、みんな保育士で、共働きで子どもを育てているという。
女性A
「賃金、上げて欲しい…」
女性B
「結局、給料が変わらないと」
女性C
「そうだね」
女性B
「だって高くなっていくんだもん、物が」
女性A
「いま、2人目妊娠中なんですけど、私は3人目もほしいな…と思ってはいるんですけど、夫が『3人はお金が無理だ』って言って。やっぱりいろいろ子どもに自由に好きなことをさせたいと考えると、3人は厳しいな…って思いますね。なので、月に3万?」
女性B
「全然だよね。それで3人産もうと思わないよね」
女性C
「うん」
女性A
「だいぶお金がかかるので。子ども3人に増えたら、家も車もいろいろ変わってくるなって思うので」
(2023年5月28日放送「真相報道バンキシャ! 」より)
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