巣立ちの春を迎え、秋田県内各地の学校で卒業式が開かれています。21日は秋田市の国際教養大学で卒業式が開かれ、171人の学生が学び舎を後にしました。
晴れやかな表情を浮かべ友だち同士で学生生活を振り返る学生たち。国際教養大学では151人の学部生と20人の大学院生が卒業を迎えました。
マスクの着用は個人の判断に委ねられ、多くの学生がノーマスクで式典に出席しました。
モンテ・カセム学長は式辞で「多様性を受け入れることで包容力のある社会を作ることができる。国際教養大で学んだことを活かし他者との関りを持つよう心がけて欲しい」とはなむけの言葉を贈りました。
卒業生を代表して中尾智さんは留学の代わりに仙北市の農家に5カ月間ホームステイした経験を述べました。
中尾智さん:「農作業を手伝いともに暮らす中で秋田の地元の方々の温かさ、農業のやりがいや大変さなどキャンパス内の授業だけでは得難かった貴重な学びを得ることができた」
学生生活はパンデミックにロシアのウクライナ侵攻と様々な世界情勢に翻弄されました。学生たちは様々な思いを胸にそれぞれの進路に向かって新たな一歩を踏み出します。